アジアンビートカンケリキッズ
数字だけで話すのはどうかと思うけどランク的に言ったら、最終確認と初戦への勢いをつけるためのマッチのはずだったんだけども、欧州のスタイルへの不慣れなのか何なのかモヤモヤの残る試合でした。
1ドリブルが余計で決められなかった大黒とか、相変わらず枠を捉えられないミドルシュートとかは、その瞬間に落ち着いてるかどうかな問題だからいいとして、散々練習してきたプレスを煮詰めることができたかどうか。
前線でのプレスを仕掛けることによって、ロングボールを上げられたときの戻りとその後の対処に不安があるけども、概ね成功しているようには思う。それ以前にプレスに苦しんだあげくのロングパスなんてのは、願ったり叶ったりのボールのはずじゃないと成功とは言えないんだけど。ガムシャラにボールを奪うプレスじゃなくて、ミスパスを誘うプレスの方が攻めにも転じやすいと思う。なんか日本に向いてそう。
前半2分
アーセナルのストライカーにして世界トップレベルのFWであるティエリ・アンリ。試合開始早々にバルセロナのゴールを脅かす。得点には至らなかったものの、その力の片鱗を早くも見せつけた。
前半11分
対するバルセロナを率いるロナウジーニョが得たFKのチャンス。しかしこれは狙いを大きく外れてしまう。世界最高峰の選手といえど、いきなりトップギアというわけにはいかないようだ。
前半18分
連続無失点を誇るアーセナルの守護神・レーマンがレッドカードで一発退場。高い攻撃力を誇るバルセロナを相手に、正GKを欠いた10人で戦うことになってしまったアーセナル。さらに退場したGKを補充しなければならず、実質的にスタメンを2人失うことになった。
前半37分
先制点をもぎ取ったのは、意外にも守りのチームだった。FKのチャンスに、アーセナルDF・キャンベルが豪快なヘッドでネットを揺らした。一人欠くアーセナルにとって先制することは精神的にも強みになる。一方バルセロナは、アーセナルの堅い守備に阻まれチャンスを生むことさえできない。常に厳しいチェックに遭うロナウジーニョも、本来のプレイができずにいる。
前半46分
レーマンの退場などにより試合が荒れ、前半のロスタイムは長めの4分となった。そのロスタイム1分に、バルセロナFW・エトーが鋭いシュートを放つ。レーマンに代わってアーセナルゴールを任せられたアルムニアがこれを辛うじて弾くが、ボールはゴールに執着し続ける。志し半ばでピッチから去ったレーマンだが、心はそこに置いてきたのだろう。ゴールポストまでもがアーセナルの味方となり、バルセロナの得点を阻んだ。
後半10分
ロナウジーニョが絶好の位置でのFKを自らのプレイで獲得。対し壁を作るアーセナル。壁の堅さは団結力の表れだ。その力はロナウジーニョのシュートでさえも跳ね返すほどだった。
後半15分
絶好のチャンスは絶命のピンチに変わる。再びセットプレイからの得点なるかと思われたアーセナルのFKは、バルセロナが大きくクリア。さらにそのボールをジュリがダイレクトで前線へ送る。しかし、再三バルセロナの攻撃の封じてきた男が、ここでもそのチャンスの芽を摘み取った。アーセナルを守りのチームたらしめる守備陣の一人、ジウベルト・シウバだ。
後半24分
攻めのバルセロナと言われているが、5点取っても6点失えば負けは負け。決勝まで勝ち上がってきたのは、彼の存在があったからこそ。バルセロナの守護神・バルデスが、アンリの矢のようなシュートを止める。
後半31分
バルセロナにラーションというFWがいる。ボールを巧みに扱うその男は、試合巧者でもあった。ゴール前でラーションがボールに触れる。それが意味することはただ一つ。エトーにとっては目の前に差し出されたプレゼントを受け取るようなものだ。バルセロナが試合を振り出しに戻す。
後半36分
最早試合の流れはバルセロナにあった。そんなチームを監督するということは、ゲームを支配することと同意なのだろうか。先ほどの同点ゴール、そして勝ち越しのゴールを演出したのはどちらも、後半途中出場のラーションとベレッチだった。自らの采配が試合を決定づける。送り出した選手にすべてを託すライカールト監督にとって、これほど嬉しいことはないだろう。
いつの間にか降り出していた雨は、試合の終わりを告げる笛の音で、アーセナルを濡らす涙となり、バルセロナを祝うシャンパンとなった。
結婚の報道が二人同時なために「藤巻と前田が結婚していた」と錯覚させられてしまうわけで。つまり「藤巻と前田が結婚していた」のだと。わからんか。